2017年06月24日
ワインは、50代半ばを過ぎて少しづつ楽しみを覚えた程度なので、薀蓄(ウンチク)を語ることなどできないが
ワインに関連する本を読んでいたら
「高いワインはなぜ高いのか」という記事が目に入った。
一つ目の理由は、フランス産の高級ワインになると、畑1haあたりの収穫量がテーブルワインの三分の一以下であり、
二つ目の理由は、高級ワインを仕込むぶどうの樹齢50年サイクルを保っている
ためらしい。ぶどうの木は初めて実がつくのは3~4年目だが、フランスの有名な畑では樹齢を40年から50年でそろえている。
また、樹齢が50年を過ぎると実が付きにくくなるので、引っこ抜いて植えかえる必要があり、樹齢40~50年のサイクルを保つには倍以上の畑が必要になり、メンテナンスも並大抵ではない。
このほかに、ビンテージや評判なども加わるから、高いものでは1本数十万円以上になるというわけである。
これはどこか経営の有り様に似ている。
当社も1977年(昭和52年)の創業以来、今年の11月で
40周年を迎えるが、お世話になった取引先や従業員の皆さまに感謝するとともに、
これからの人材育成・採用、事業領域の見直し、商品のポートフォリオなどを見極めながら、
どうすれば、お客さまの口に合う熟成した商品を提供し続けることができるか、じっくりと考えていきたい。
ところで、「銀漢の賦」に登場したW君は、
東京での単身赴任の間に、ワイン通であることがわかり、
ワインの選び方からチーズのいろいろ、東京の美味い店など
いっぱい教えてもらい、さらにまわりの友人も誘いながら、すっかりエンジョイすることができた。
”友人と食卓を囲んだとき、そこにワインがあると、仲間がもうひとり増えたようで
饒舌に話が進んだり、料理も楽しみながら、満ち足りた時間がゆったり流れていく・・。”
という魅力をグラス片手に語ってくれました。