2018年05月02日

23才 羽生青年のパレードに思う

平成30年4月22日、フィギュアスケートで五輪連覇した羽生結弦さんは地元・仙台市で行われた祝賀パレードで、沿道を日の丸で埋め尽くした約10万8000人の大歓声に手を振って応えた。その胸には大きな金メダルが輝いていた。
 
23才の青年がなぜここまで、大勢の人を引きつけることができるのだろうか。 
                                                     
中学生のときに東北大震災に遭い、犠牲になった方々を目の当たりにして、
「スケートをやってる場合なのか・・」ずいぶんと悩んだ挙句
「皆に勇気を与えるには僕はスケートしかない」というように考えて、さらに努力したと聞いている。                                                    
まして、平昌オリンピックでは、数ヶ月前に大怪我をし、出場さえ危ぶまれたのに見事金メダルを取り、我々に感動を与えた。
最後まであきらめず全力を尽くし結果も出して、支えてくれた大勢の方々にも感謝する姿勢が爽やかな好青年の姿と相まってあれだけの人を集めるのだろう。  
            
また、「類は友を呼ぶ」というが、パレードの後、観客は自分のゴミを持ち帰り、ゴミ袋は僅かしか要らなかったという。
政治家や官僚らのうんざりする言動とは対照的に、羽生君のファンなら清冽でありたいというプライドがそうさせるのだろうか。
テレビでニュースを見ながら、いたく感心してしまった。                                                       
 


2018年04月11日

 「楊震伝(四知)」 と 安倍内閣  

  十八史略の現代語訳の文庫本を読んでいたら、どこかの総理に感想をきいて見たいところがあった。  
                 
  後漢の時代に「楊震」という「政治家」がいた。        
  博学で廉潔であったので関西(かんせい-楊震の出身地)の孔子とたたえられた人である。  
  東菜郡の太守になったときに、その町の長官職に「王蜜」という男がいた。    
                 
  王蜜は楊震の引き立てによって、長官の職に就くことができたので、    
  感謝の意をもって、ある日の夜中に賄賂を楊震に渡そうとした。      
  王蜜は、              
  『どうかお受け取りください。このような夜中のこと、誰も知るものはおりません』  
  というと、楊震は応えた。有名な四知のセリフである。      
  『天が知る。地が知る。私が知っている、君だって知っている。    
  誰も知らないことはない』          
  これを聞いた王蜜は恥じ入って去っていった(蜜愧じて出ず)。      
                 
  もうお分かりだろうが、            
  ・森友学園に財務省理財局から、「埋設ゴミの撤去にトラック何千台も走ったことに  
  してほしい」と言ったらさすがの森友学園も(近畿財務局も)応じなかった。    
  ・加計学園では、内閣府の幹部が自治体に特区事業(獣医学部新設)を申請前に  
  提案した。              
  ・廃棄したはずのイラク日報や南スーダン日報などが、”無い”と国会で啖呵をきった  
  後から発見される。            
  ・働き方改革法案の提出にあたっては、根拠となる調査データが一部デタラメだった。  
  など、安倍内閣は、強引なだけでなく、頭から腐っているのではないかと非難されても  
  仕方がない事例がゾロゾロ出てくる。バレなければ何をやってもいいと思ってないでしょうね。          
                 
  後漢書が書かれた時代から約2000年経ってなお、我々の眼に触れること自体  
  実際には正反対のことが横行し、廉潔の政治家は稀有だったということだろうか。  
                 
  法案を通すことを目的として、不都合な文書や情報は遡って改ざんしたり、隠したり、  
  あろうことか国会で平気でウソをつく有様は、悪い”憑き物”がとり付いているようにみえる。  
  この「楊震」の史実に照らし、報道どおりなら、安倍内閣も”年貢の納めどき”かもしれない。  
  米国、韓国、シリアなどのトップもいろいろと非難されているが、      
  世界から見て、日本だって同類ではないかと思われたら、何とも残念で、恥ずかしい  
  話である。              
                 


2016年08月09日

イチロー3000本安打・・・百不当のイチローなり

平成28年8月8日、米大リーグ・マーリンズのイチロー外野手が3,000本安打を達成した。日本での1,278安打を加えるとピートローズの4,256安打も超えるすごい記録である。
イチローは、日米通算4,000本安打を達成したとき、
『4,000の安打を打つには、8,000回以上悔しい思いをしてきた』
と言っている。
成功には失敗の積み重ねと失敗してもあきらめないで続けることが必要であるが、失敗のたびにきちんと検証できる失敗をしてきたのだろう。
これに関して、浅草のお寺で一緒に説法を聴いた友人から
『いまの一当は、むかしの百不当の力なり、百不当の一老なり』
というメールをもらったことがある。
ようやく当った「一当」はそれまでの百回のハズレを積み重ねた鍛錬があったからこそだという意味であり、
道元禅師「正法眼蔵」の中の
『仏道の修行をひたすら求めていくうちにようやく真実のさとりの道を得ることができる』・・・という一節である。
イチローの記録はまさに”百不当のイチロー”であった。
また、今回の記録についてイチローはインタビューの中で、
『僕が何かすることで、僕以外の人たちが喜んでくれることが今の僕にとって何よりも大事ということを再認識した瞬間だった』
と答えているが、哲人にふさわしい。
イチロー選手ほど頂上を極めるようになると、フッと悟るような経験があり、それをいくつも積み重ねた心境なのだろう。
”求道の精神”の根本はどんな世界でも共通するものがある。
オリンピックでの日本人の活躍とも重ね合せて、大変うれしいニュースであり、よい刺激をいただきました。


 


2015年12月09日

経営理念4・・・コンプライアンス(ルールを守る)

アサ倉工業は、ルール、社会的規範を遵守し、 誠実・公正な企業活動を遂行します。
「良心に従い、良いことは積極的に進め、悪いことをしません」と注釈してあります。 悪いことをしないというのは、悪そのものを行わないだけでなく、悪くなりそうなことに対しては、その前に自然とブレーキがかかったり、起こりうる状況を作らないように、良いことも同様で良くなりそうなことは積極的に実行するという姿勢(体質)が大事だと思います。
ある会社の社長から、「経営トップに、能力が足りないのはまだ補えるが、倫理観と情熱だけは補えようがない」と聞いたことがあります。粉飾や偽装工作などで企業の存続や社会性を揺るがすニュースが後を絶たないなかで至言だと思います。
少しズルすれば得をするような状況があった時に、従業員が、”そんなことをして社長が喜ぶと思うか”と一蹴するような風土を作り、トップの脇が甘くならないよう気を引き締めてまいります。
 




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