2015年10月27日
お取引先の大先輩から伺った話。
電線保護にゴムを使った歴史は古く明治30年、今の住友電工がゴム絶縁電線の製造を開始している。
電力ケーブルは、発電所から工場や家庭等に届く間、長期間太陽や風雨にさらされ、海底を通ったり、強い薬物の傍らに配線されたりと過酷な条件下でも中央の導体を守れる絶縁体、保護被膜体でなければならず、ゴム材料の開発は、電力ケーブルの改善の歴史とともにあった。
また、電気絶縁体の性質を求める中で静電気の帯電を誘発し火災の危険が増すことから、逆にカーボンブラックや金属粉などの導電性充填剤を混ぜて電気導電体を持った製品が開発され、電気部品や電磁波シールドなどハイテク製品を支える重要な素材となってきている。
2015年10月27日
テニス・野球のボールはゴムの反発弾性を活かしたものだが、ゴルフボールにもこの性質が使われている。
現在使われているツーピースボールのコアの材質は反発弾性の高い「高シスポリブタジエン」という生ゴムが使われている。
ボールはクラブヘッドに衝突した瞬間変形し、クラブヘッドから離れた瞬間、変形からの回復が始まる。
クラブヘッドからもらったエネルギーを飛距離に活かすには、変形からの回復時間が短いほど有利である。
「高シスポリブタジエン」のゴム分子鎖の運動は温度が高いほど活発(変形からの回復が早い)になるため、温度が高いほど飛距離が伸びる。
プロゴルファが冬場にポケットで温めたボールをティーアップするのは理に適っている。
2015年10月27日
アサ倉工業のブログカテゴリをご紹介。
様々な情報を発信していきますのでどうぞご覧ください。
■ブログカテゴリ
・お知らせ・・・当社からの連絡事項や活動予定、実施報告など
・経営・・・経営関連のコメントなど
・製品関連・・・製品、材料に関するトピックスや参考図書からの紹介記事など
・その他・・・社長のつぶやきなど
を載せていきます。
2015年10月27日